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ぐったり裏日記

知り合いに目が届かないようにアニメやらゲームやら小説やらについて書いていく自己満足ブログ。

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リリカルなのはSS「キミの呼びかた」

今日も暇だったのでなのはさんSS執筆。本当は会話だけの小ネタにしようかと思ってたらいつの間にかこれまでのSSの中で一番長い作品に…。
いや、これまでも何もないんだけどねおれの二次創作暦=このブログの存在する日にちだから。
それなのに一気にSS書きまくるのはなんなのだろうか。
…雑談はともかくSSの内容は題の通り呼びかたを変えてみようというそれだけの話です。
本当はそんな照れが無さそうだな…とも思うけどそこはご愛嬌で。

SSは追記からどうぞ。



「フェイトちゃん…」
いつも通りの一日。今日も学校が終わった後、その足でなのはの家に遊びに来ていた。
そして、いつもの通りに他愛のない話をして盛り上がってた途中、ベットに寝そべっていたなのはは、そのままの体勢で真面目な表情を浮かべてわたしを見ていた。
「どうしたの?なのは。」
大事な話なのかな。わたしは、きちんと座りなおしてなのはの目を見据える。
「あ、えと、そんな大したことない話なんだけど…」
「いいよ、大したことない話でも。話したいことがあるなら、話して。」
わたしはそう言うものの、なのはの話す話を大したことないなどとは思っていない…。他ならぬなのはの話だから…。
「えっとね、わたしはフェイトちゃんのことを『フェイトちゃん』って呼んで、フェイトちゃんはわたしのことを『なのは』って呼んでくれるよね?」
「うん、そうだね、なのは…。」
そうだ。…なのはは、わたしと対立して、お互い敵同士だった時から「フェイトちゃん」って呼んでくれていた。
そして、わたしも…なのはと友達になると決めた時から、なのはのことを「なのは」って呼んでいる。
「それでね、たまには…違う呼びかたでお互いを呼んでみたいかな〜なんて、思ったんだけど…」
「違う、呼びかた…?」
なのはは、いたずらが親にバレてしまった子供のように縮こまって上目遣いでわたしのことを覗き込む。
えっと…これって、どういう意味なんだろう…。
「その…何ていうか、いつもはわたしはフェイトちゃんを「ちゃん」付けで呼んでて、フェイトちゃんはわたしのこと呼び捨てで呼ぶから、逆になったらどうなるかなって…。」
ああ、なるほど。
「いいよ、なのは。」
つまり、なのはがわたしのことを「フェイト」って呼んで、わたしがなのはのことを「なのはちゃん」って呼んでみようって、言うことなんだ…。
…って、これってちょっと、恥ずかしいかも…。いつも「なのは」って呼んでるからそれに慣れてしまってるし…。
「え、えっと…じゃあフェイトちゃん…わたしのこと、『なのはちゃん』って呼んでみて…」
見れば、なのはも若干顔を赤らめている…。うぅ…わたしも同じような顔になってるのかな…。
「えと…その…な、なの…」
…やっぱり、恥ずかしい…。ただ、「ちゃん」を付けて呼ぶだけなのに…。
「……」
なのはは、無言でわたしの言葉を待っている。赤らめつつも、その目には少しの期待が含まれているように見える…。
そんな目をされちゃ、今更「やっぱり恥ずかしいから止めにしよう」なんて言えないし…。
「な、なの…は…ちゃん…」
緊張しつつも、ゆっくりと、わたしはなのはを呼ぶ。恥ずかしい…今にも走り出してしまいたくなるくらいに恥ずかしいよ…。
何だかさっきからうるさいくらいに心臓がドキドキしてるし…顔もきっと赤いし…。
そんなわたしに対して、なのはは照れつつも、明るい笑顔で
「うんっ!」
って答えてくれた。
…なんだろう…。なのはの笑顔はいつも見てるはずなのに、今日のこれはちょっと違う…。
さっきからのドキドキが更に増した気がするし…わたし、大丈夫かな…。

「えと、じゃあ次はなのはだね…」
しばらくして落ち着いたわたしは、なのはに言った。なのはは、いつもの呼びかたを逆にしてみようと言ったから、なのはもわたしを呼ぶんだろうから。
でも、なのははわたしの言葉を聞いて「えっ?」と驚きの声を出しながら目を見開いた。
「や、やっぱりわたしも言うんだよ…ね…」
「うん、なのは…」
なのはも、いざいつもと違う呼びかたをしようとすると緊張してるようだ。やっぱりそうだよね…。
でも、そうするとわたしはなのはに「フェイト」って呼び捨てにされるんだ…。
…そう言えば、なのはってあまり他の人を呼び捨てで呼ばないな…少なくともわたしの見てた範囲では…。アリサやすずかも「アリサちゃん」とか「すずかちゃん」って呼んでるし…。
そうすると、わたしがなのはに呼び捨てにされる初めての人になるのかなぁ…。うぅ…なんかまた恥ずかしくなってきたよ…。
「えっと……にゃはは…やっぱり何だか恥ずかしいね…」
「うん…そうだね…」
なのはは照れ隠しか、後ろ頭を軽くかく。それから…観念したようにすぅーっと深呼吸。
「ふぇ…フェイト…」
そして、真っ赤になって俯きながらゆっくりと呟いた。
…なんか…。
「なんか、なのはに似合わないかも…」
「あっ!ひどいよフェイトちゃん!」
ふとこぼれたわたしの感想に、なのはがまだ真っ赤な顔をわたしに近づけて、不満げな表情を見せる。
「ごめんごめん、なのは。」
「もー、フェイトちゃん…」
照れながらも言ってくれたのにこの感想はあんまりだったかな…わたしは少し反省しつつ、なのはの頭を優しく撫でる。

「そう言えば、フェイトちゃんってあまり他の人を『ちゃん付け』して呼ばないよね」
少しお互いが落ち着いた後に、なのははわたしにそんなことを言った。…そういえばそうだ。でも、それはさっきわたしが思ったとおり、なのはも同じことだ。
「そうだね。なのはもあまり呼び捨てにはしないけど」
「じゃあ、じゃあさ…」
なのははまた、わたしの顔を覗き込むように顔を近づけてくる…。
「わたしが、フェイトちゃんに『ちゃん付け』された初めての人かな…?」
「うん…そうだね…。わたしも、なのはに呼び捨てにされた、初めての人、かな…?」
「うん!」
何だろう…何だか、さっきの照れとは違う…なんだか胸が温かくなる感覚がする…。
「えへへ…なんか、わたしはフェイトちゃんの特別な人になったみたいで、うれしいな…」
「なのはは、呼びかたに関係なく、もうわたしの特別な人だよ…」
そうだ。なのはは、特別だ。わたしのことを救ってくれた恩人で、わたしのかけがえのない親友で、そして……。
「ありがと、フェイトちゃん…。フェイトちゃんも、なのはの特別な人、だよ!」



おまけ

…なんというか、ほんとこの二人には勝てない気がするわ…。
あたしは、ただ何気なく「昨日二人でどんなことしてたの?」って聞いただけなのにこんないちゃいちゃ報告が来るなんて…。
大体何よ!お互いの呼びかたちょっと変えてみるだけでそんなに照れるなんて…二人とも照れすぎ!
今こうしてその話をしてるときだって、二人とも顔を赤くしてるし…。
「そんなことしたんだー。わたしもいざ呼びかた変えてみようとしたら、照れちゃうかも…」
ああ…すずかまで共感しなくても…。というか、すずかは割りとそういうことを照れずに言えちゃいそうに見えるけど…。
「そんな照れることでもないでしょ?ただ呼びかた変えるだけじゃない」
「あ〜、アリサちゃん信じてない〜」
なのはが頬を膨らます。そんなこと言われても…。
「じゃあアリサ、実際言ってみて」
フェイトがいい考えを思いついたよ、とでも言いたげな口調で提案する。
ちょっと…なんであたしがそんなことを…。でもま、いいけどね。照れることでもないって言っちゃったし。
「はいはい。フェイトちゃん。これでいい?別にわたしは照れてないけど…」
「違うよアリサ。アリサが呼び合うのは、すずか」
「え、わたし?」
すずかと…あたし…?
「そうだね〜。それならさすがのアリサちゃんも照れちゃうかも!」
なのははニコニコ笑顔を浮かべる。うぅ…何よそれ…。
「そんなことないでしょ?やってやろうじゃないの!」
何だかなのはの笑顔が癪にさわってあたしはすずかと向き合った。
……え、えっと…。
「アリサちゃん…」
すずかと、目線が合う。う…なんだろう…ちょっと…恥ずかしいかも…。
でも…横目でちらっとなのはとフェイトを見る。この二人に出来て、あたしは恥ずかしくなって出来ないってのは…あたしのプライドが許さないし…。
…ええい!もうヤケよ!
「す、すずかちゃん!」
「は、はい!」
あ…。ちょっと、大声になっちゃった…。すずかもちょっと驚いたみたいだし…。
じゃなくて…えっと…なんか…やっぱり恥ずかしい…うわあぁ…。
それに、今の大声じゃ…もしかしたら他のクラスメイトにも聞こえちゃったかも…。
そう思うと心臓の鼓動がどくどくと激しくなって、顔が熱くなってきた。うぅぅ…ダメだ…ダメだこんな顔すずか達に見せられない!
「ちょ、ちょっとトイレ!」
「え?アリサちゃん?」
耐え切れず、あたしは駆け出す。ああもう!何で、何であたしはこんなに照れてるの!?なのは達に言った通り呼びかたを変えるってだけの単純な行為なのに…。
それに、何であたしは「フェイトちゃん」は大丈夫で「すずかちゃん」はダメなの!?ぐるぐる、ぐるぐると不毛な考えが巡っていって冷静になれない。
……結局、あたしは冷静さを取り戻すためにこの休み時間をずっと屋上で過ごす羽目になってしまった…。ホント、何やってるのあたし…。



あとがき
今日はなんだか…書いてて結構…イマイチな出来かも…。
ちょっといろいろ苦労したような。なんにしろ作成に使った時間は短いけれど。
ってか、アリサとすずかのシーンは最初書く気なかったかんな…。予定より伸びちゃったけどまぁいいや。
次はもう少しましな文になるように頑張ろうか。
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